大友克洋GENGA展

大友克洋GENGA展へ、。
いやはや、久々にとても人間業とは思えぬ圧倒的な表現を見せられた、というか、、。
飾られた原画の物量とその一点一点の
圧倒的な質に対して、、
「ここまで人間は到達出来るのか、」
ある意味、もう漫画でありつつ、
偉業の様を目の前で見られるという、、。
エベレスト登頂とか、
100メートル走記録の瞬間とか、
そういう桁の表現と改めて、、。

久しく、大友漫画の読み返しは
していなかったのですが、
あらためて、現在的にも圧倒的なその内容に
愕然としました、、。
予想を超えていて、、。
「こりゃすげ〜」とか言い様がなく、、。
5月下旬まで開催されておりますので
「漫画という日本で発達した表現形態が
ある個人作家によって人類史上の偉業に
達しているありさま」を目の前で
見たい方は是非にと思います。
1500円ですしね、入場料。

いや、漫画好きなら「今さら、、」とか
思ったりしても、見た方が良いと思います。
一生の記憶に残る「体験」ですので。

見開きでしか見られなかった
童夢の原稿をじっくりと見られるなんて、、。

他、会場で思う事色々。

大友以前、以後という現象は
「漫画ファンの住み分け」も
作った事を実感。

つまり今回の会場お客の多くは
「大友漫画から派生したサブカルとしての
漫画ファン、アートへの視線も獲得している、
どちらかというと社会性があるような、カップル、など」
そして、会場から近いアキバにいる
漫画ファン的人物はほぼおらず、。

つまり、「大友ショック」は
漫画の消費者の在り方も以前以後で変えたのだ、
と今日実感した、その現象もある意味収穫でした。

アキバにいるような、セクシャルマイノリティ
いない漫画展覧会、会場はアート寄り、、
おお、大友が作った世界!という、、。


まあ、おいら的には微妙かつ、
理解しやすい現状でもありました。


が、この展覧会に関しては
階層化で片付けるにはあまりにも惜しい、。
はっきりとアートよりのカップルが沢山いる
会場など誰がいくか!と思う漫画ファンも
おられると思いますが、、
それでもなお、お薦めします。