ポールのニューアルバム

ポール・マッカートニーのニューアルバム。
ああ、ポールのニューアルバム。
ああ、ポールの新曲〜、。
この響きだけは特別な響きなんです。
まじであるときまでは買ったその日、風呂に入り、
トイレもすまし、部屋の電気を消し、
部屋の定位置でおもむろにレコードやCDのパッケージを開き、
ヘッドホンで眼を瞑り、つまり、もうこれは宗教的儀式的に
ポール・マッカートニーの新曲に対峙してきたのですが、、、。
その時間も80年代には、、プレストウプレイ辺りから、、
「?」と感触があり(いやでも、まだポールにしか書けない曲があった、と思いますが)
で、フラワーズ・イン・ザ・ダートで久々!に!と思い、
でも、そのときにすでに「なんか絞り出し感」があるなあ、と少々思い、
つまり「余裕で名曲かます感」がないというか、
その「え?こんな程度でいいの?ワハハ!」みたいな余裕がポールと思っていて、、。
で、以後、こちら側のリスリングスタイルも
「風呂は取りあえずいいか」と聞く前のお清めは消え、
「電気つけたままでいいか」となり、
ついには「メシ喰いながら聞いちゃえ!」となり果てた
21世紀、「ケイオス〜〜」で「絞り出しをプロデューサによってはまだ出来るんだ!』
と発見出来て少々ほっとしたりしつつ、で、まあ、その後の「メモリー〜」は
微笑ましく聞けたりして、そんな感じで、ついに今回の「NEW」。
ついに絞っていた才能という雑巾が裂けてしまった、という感があ〜り〜。
そういう印象ですなあ、、。切ないですが、、。
なんというか、天然ですから何をどう言っても致し方ないのですが
「メロディの天啓」くらい自分で信じて欲しかった、、と。
「あ?こりゃねえ〜な」と思ったら出来るまで作らなくてもいいのにねえ〜と。